見た目改善

ジョギングは老ける?モテたいならランナーズフェイスに気をつけたい理由

ジョギングを始める理由は、人によってさまざまです。特別な器具も必要なく、思い立った日に始められるジョギングは、運動不足を解消したい人にとって非常に入りやすい選択肢ですし、実際、継続すれば体脂肪は落ちやすくなり、顔まわりやウエストもすっきりしていきます。

これまでほとんど運動してこなかった人が走り始めれば、身体は確実に変わります。最初は数分走っただけで息が切れていたのに、少しずつ長く走れるようになり、階段や通勤でも疲れにくくなる。汗をかいたあとには気分も軽くなり、仕事や人間関係で溜まったものが、走っている間だけは頭から離れていく。体重が減り始めれば、服のサイズや鏡に映る輪郭にも変化が現れ、「もっと続けよう」と思えるようになります。

そう考えれば、ジョギングは見た目改善にも向いているように感じます。

実際、その考えは半分正しいでしょう。

太っていることで顔の輪郭が隠れ、お腹や腰まわりに脂肪が付き、服を着たときのシルエットが重く見えている人にとって、ジョギングで体脂肪を落とすことは大きな意味があります。身体が軽くなれば動きも変わり、姿勢や歩き方まで以前より軽やかに見えるようになることがありますし、自分の身体を変えるために行動しているという事実そのものが、表情や自信にも良い影響を与えます。

ところが、走る距離が増え、体脂肪がさらに落ち、いつの間にか「痩せること」そのものが目的になってくると、少し違う問題が出てきます。

身体は細くなった。体重も落ちた。健康診断の数値も悪くない。それなのに、なぜか以前より疲れて見える。顔がこけ、目元やほうれい線が目立ち、肌には張りがなくなり、本人は健康になったつもりなのに、周囲からは「最近ちょっと老けた?」と見られてしまう。

そうした見た目を指して、一般に「ランナーズフェイス」と呼ばれることがあります。

もちろん、これは医学的な診断名ではありません。ジョギングを始めた人の顔が必ず老けるわけでもありませんし、走るときの振動によって皮膚が垂れるという単純な話でもありません。

ただ、長時間の屋外ランニング、低い体脂肪率、顔の脂肪減少、紫外線、乾燥、栄養不足、睡眠不足、筋量低下といった要素が重なることで、結果として「健康なのに老けて見える」という状態が起こります。

だからこそ、見た目改善やモテる外見を目指す人は、ジョギングのメリットだけでなく、その先にある見え方まで考えておいた方がいいのです。

ランナーズフェイスとは何か

ランナーズフェイスという言葉を聞くと、走ること自体が顔を老化させるように感じるかもしれません。しかし、実際にはそれほど単純ではありません。

一般にランナーズフェイスと呼ばれるのは、長距離を走る習慣がある人の一部に見られる、頬がこけた顔立ち、目の下のくぼみ、深く見えるほうれい線、乾燥した肌、疲れたような表情などをまとめた俗称です。顔そのものが病的に変化するわけではなく、複数の条件が重なった結果として、年齢より上に見えたり、やつれて見えたりする状態を指しています。

ここで大切なのは、ジョギングをしている人全員がそうなるわけではないということです。

週に数回、二十分から三十分ほど走り、十分に食事と睡眠を取り、筋トレも行い、日焼け対策もしている人であれば、むしろ血流や体力が改善し、健康的で若々しく見えることもあります。反対に、毎日のように長時間走り、食事量は少なく、紫外線対策もせず、体脂肪も筋肉も削っているような状態では、顔や身体に疲労感が出やすくなります。

つまり、問題はジョギングそのものではありません。

どのくらい走り、どのように食べ、どのように休み、身体へどのような刺激を入れているかという、生活全体のバランスです。

ただ、ランニングやジョギングを始めた人は、体重が減るほど成果が出ているように感じやすくなります。最初の数キロが落ちたときは、顔もすっきりしお腹も薄くなり見た目が良くなる。それが嬉しくて、さらに走る距離を増やし食事を減らし、もっと細くなろうとする。

その結果、脂肪を落とすべき段階を過ぎても、身体を削り続けてしまうことがあります。

そこから先は、痩せるほど若々しくなるとは限りません。

むしろ、顔の脂肪や身体の張りまで失われ、健康的な細さから、やつれた細さへ変わっていく可能性があります。

顔の脂肪は、若々しさにも必要である

体脂肪というと、できるだけ少ない方が美しいと思われがちです。たしかに、顔や身体に余分な脂肪が多ければ、輪郭はぼやけ、首まわりや顎下も重く見えます。体脂肪をある程度落とすことで、顔立ちがはっきりし、目や鼻の印象まで変わる人もいます。

しかし、顔の脂肪は単なる邪魔なものではありません。

頬や目元に適度な脂肪があることで、顔には立体感や柔らかさが生まれます。皮膚の内側から支える厚みがあるため、表情に張りが出て、若々しく見えやすくなります。

ところが、ジョギングを長時間続け、体脂肪をかなり低くしていくと、身体だけでなく顔の脂肪も落ちます。

頬がこけ、こめかみや目の下がくぼみ、骨格が強く浮き出るようになる。もともと顔の脂肪が少ない人や、年齢とともに皮下脂肪が減ってきた人であれば、その変化はさらに目立ちます。

若い頃であれば、体脂肪を落としても皮膚の弾力があり、シャープで精悍な顔つきに見えることもあります。しかし、三十代後半や四十代以降になると、同じ減量でも印象は変わります。顔の脂肪が減った分だけ輪郭が整うのではなく、皮膚の緩みや目元のくぼみが目立ち、疲れた顔に見えることがあるのです。

これは男女ともに起こります。

男性なら、頬がこけることで精悍に見える時期を越えると、病的な細さや老けた印象につながることがあります。女性の場合は、頬の丸みや顔の柔らかさが失われることで、本人が求めていた若々しさや女性らしさまで薄れてしまう場合があります。

見た目改善を目的にしているのに体重だけを追いかけた結果、顔の印象が悪くなってしまえば、本末転倒です。

だからこそ、痩せることと、若々しく見えることは分けて考えなければなりません。

余分な脂肪は落とす。

けれど、顔や身体の張りまで削らない。

この境界を意識することが、モテる見た目を作るうえでは非常に重要です。

紫外線は、ランナーの顔を静かに老けさせる

ランナーズフェイスを考えるうえで、体脂肪と同じくらい無視できないのが紫外線です。

ジョギングは屋外で行うことが多く、朝や昼、夕方に走る習慣がある人は、年間を通してかなり長い時間を日光の下で過ごします。本人は「少し走っているだけ」と思っていても、それが週に何度も、何年も積み重なれば、肌が受ける紫外線の量は決して小さくありません。

紫外線は、肌の表面を黒くしたり、シミを作ったりするだけではありません。

皮膚の奥にあるコラーゲンやエラスチンへダメージを与え、弾力を失わせ、しわやたるみを進める原因になります。これがいわゆる光老化です。

加齢による老化は誰にでも起こりますが、紫外線による光老化は、対策によってかなり差が出ます。屋内で過ごすことが多く、日焼け止めや帽子を習慣にしている人と、何年も無防備に屋外を走ってきた人では、同じ年齢でも肌の質感やしわの目立ち方が変わることがあります。

特にランナーは、汗をかきます。

走る前に日焼け止めを塗っていても、汗やタオルで落ちやすくなり、長時間走る場合には途中で塗り直さなければ十分な効果を保ちにくくなります。曇りの日や冬場は油断しやすく、「今日は日差しが弱いから大丈夫」と何もせずに走る人もいます。

しかし、紫外線は真夏の晴天だけに存在するものではありません。

曇っていても地上には届きますし、日差しが弱く感じる季節でも、肌への影響は積み重なります。

さらに、ランニング中は風を受け続けるため、肌が乾燥しやすくなります。汗をかいたまま放置し、帰宅後も適切に洗顔や保湿をしなければ、肌のバリア機能が乱れ、くすみや小じわが目立ちやすくなることもあります。

つまり、ランナーズフェイスは、走る動作そのものよりも、長年の屋外活動による紫外線と乾燥の影響が大きいのです。

ジョギングによって身体が引き締まり、健康になっても、顔の肌が日焼けし、乾燥し、しわが深くなれば、見た目全体としては若々しさを失うことがあります。

モテる見た目を作るために走るのであれば、顔のケアまで含めて考えなければなりません。

走りすぎによる栄養不足が、顔と身体の張りを奪う

ジョギングを始めると、消費エネルギーが増えます。週に数回、短時間走る程度であれば、それほど大きな問題にはなりませんが、走る距離や時間が増えてくると、身体が必要とするエネルギーも大きくなります。

ところが、痩せたい人ほど、運動を増やしながら食事も減らそうとします。

朝は何も食べず、昼はサラダだけ、夜も炭水化物を抜き、そのうえで数十分から一時間走る。体重計の数字は早く落ちるかもしれませんが、身体は脂肪だけを選んで使ってくれるわけではありません。

エネルギーやたんぱく質が不足すれば、身体は回復に必要な材料を確保できなくなります。

筋肉を維持しにくくなり、皮膚や髪、爪へ回す栄養も不足し、疲労が抜けにくくなる。顔色が悪くなり、頬が落ち、髪に艶がなくなり、身体全体の張りまで失われていきます。

本人は「痩せているから成果が出ている」と思っていても、周囲には「疲れている」「元気がなさそう」「老けた」と映っているかもしれません。

特に、長距離走へ傾きすぎると、身体は軽さを優先する方向へ変わっていきます。走るために必要な脚や心肺機能は発達しても、上半身の筋量や身体全体の厚みは増えにくく、食事不足が重なれば、さらに薄い身体になっていきます。

その体型は、長距離を走るうえでは合理的です。

けれど、モテる見た目や若々しさという目的では、必ずしも最適ではありません。

男性であれば、肩や胸、背中の厚みが失われると、服を着たときの存在感まで弱くなります。女性であれば、お尻や胸の丸みが減り、細くなったにもかかわらず、女性らしい曲線が薄れることがあります。

さらに、栄養不足は表情にも出ます。

疲労が抜けず、常に空腹で、眠りも浅ければ、笑顔や目の力まで弱くなります。いくら体脂肪が少なくても、表情に生気がなければ、若々しく魅力的には見えません。

モテる見た目を作るというのは、数字を減らすことではなく、相手に健康感や生命力を感じてもらうことでもあります。

そのためには、走る量だけでなく、食べる量と内容を見直す必要があります。

筋肉の少ない身体は、細くても若々しく見えにくい

若々しい見た目には、顔だけでなく、身体全体の張りが関係しています。

肩が落ち、背中が丸まり、胸元が薄く、腕や脚にも張りがない身体は、体重が軽くても若々しく見えないことがあります。反対に、年齢を重ねていても、肩や背中、胸、脚に筋肉があり、姿勢が良い人は、それだけでエネルギーや健康感を感じさせます。

ここに、筋トレをしている人と、長距離走だけを続けている人の見た目の差が出やすくなります。

もちろん、すべてのランナーが筋肉不足というわけではありませんし、筋トレをしている人が必ず若く見えるとも限りません。ただ、筋トレは身体の一部へ意図的に負荷をかけ、筋肉を維持し、発達させる運動です。

肩を鍛えれば上半身に幅が生まれ、胸や背中を鍛えれば身体に厚みが出る。脚やお尻を鍛えれば、姿勢や後ろ姿にも張りが生まれます。

この立体感があることで、身体はしぼんで見えにくくなります。

それに対して、ジョギングだけで体重を落とし続けると、脂肪は減っても、身体の形を作る筋肉が十分でないまま細くなることがあります。

顔の脂肪が落ち、身体の厚みもなくなれば、全体として疲れた印象が強くなる。ランナーズフェイスと呼ばれるものは、顔だけの問題ではなく、こうした全身の細さや筋量不足まで含めた印象なのかもしれません。

見た目改善を考えるなら、体重を減らすことだけではなく、身体のどこに筋肉を残し、どこへ筋肉を付けるかまで考える必要があります。

ジョギングは脂肪を落とすために役立ちます。

しかし、若々しさやモテる身体の輪郭を作るのは、筋トレです。

ランナーズフェイスを防ぐには、まず「痩せすぎ」を目的にしない

ランナーズフェイスを防ぐために最初に見直したいのは、日焼け止めでも高価な化粧品でもありません。まず必要なのは、体重を落とし続けることだけが見た目改善だという考え方を手放すことです。

ジョギングを始めたばかりの頃は、体重が減るほど見た目も良くなりやすいでしょう。顔のむくみが取れ、顎の輪郭が現れ、お腹まわりもすっきりする。以前はきつかった服が着られるようになれば、さらに走りたくなるのも自然です。

しかし、どこかの段階で、脂肪を落とすことによる見た目の改善は頭打ちになります。

そこから先も同じように体重を減らし続けると、失われるのは余分な脂肪だけではありません。頬の丸み、胸やお尻のボリューム、肩や腕の張りまで減り、顔にも身体にも立体感がなくなっていきます。本人は数字が小さくなったことに満足していても、周囲から見れば、すっきりしたというより、やつれた印象へ近づいている場合があります。

だから、見た目改善を目的に走る人は、自分の適正な細さを見極める必要があります。

体重が何キロなら正解という話ではありません。顔色は良いか、頬がこけていないか、服を着たときに身体へ自然な張りがあるか、疲れて見えないか。そうした見た目の変化を、体重計と同じくらい重視した方がいいのです。

ジョギングを続けていると、数字への執着が強くなることがあります。昨日より何秒早かった、今月は何キロ走った、体脂肪率が何%になった。記録があることで継続しやすくなる一方、数字を伸ばすこと自体が目的になると、身体が出しているサインを見落としやすくなります。

走行距離は増えているのに、朝から身体が重い。以前より眠りが浅い。髪や肌の艶がなくなった。筋トレで扱える重量が落ち、笑顔まで疲れて見える。こうした変化があるなら、もっと走るべきではなく、食事や休養を増やすべきタイミングかもしれません。

痩せることは、若々しくなるための手段の一つです。

しかし、痩せすぎれば、その手段が目的と反対の結果を生むこともあります。

走るなら、紫外線対策まで含めて一つの習慣にする

ランナーズフェイスを防ぎたいなら、紫外線対策は避けて通れません。

日焼け止めを塗ることは、美容にこだわる人だけがする特別な手入れではなく、屋外で長時間運動する人にとって基本的な装備です。特に顔、首、耳、腕は日光にさらされやすく、走る回数が多いほど影響が積み重なります。

朝なら大丈夫、曇りなら必要ない、冬だから塗らなくても問題ないと思う人もいるでしょう。しかし、紫外線は気温や体感だけでは判断できません。真夏ほど強くなくても、一年を通して少しずつ肌へ届きます。

しかも、ランナーは一度外へ出ると、短くても二十分、長ければ一時間以上日光を浴び続けます。それを週に三回、何年も続ければ、肌への蓄積はかなりのものになります。

見た目改善のために走っているのに、日焼け止めを面倒がって光老化を進めてしまうのは、あまりにももったいありません。

走る前には、汗や摩擦に比較的強い日焼け止めを顔や首、耳、露出する腕へ塗る。日差しが強い時間帯を避け、可能なら早朝や夕方に走る。帽子やサングラスを使い、長時間走るなら塗り直しも考える。帰宅後は汗や汚れを落とし、肌を強くこすらず、保湿する。

特別に難しいことではありません。

ただ、日焼け止めを塗る習慣のない人にとっては、毎回行うことが面倒に感じます。しかし、ジョギングの準備に靴ひもを結ぶことが含まれているように、日焼け止めを塗ることも準備の一部にしてしまえばいいのです。

走ることは続けられるのに、日焼け対策は続けられないというのは、少し不思議な話です。

身体の健康だけでなく、顔の若々しさまで守りたいなら、両方を同じくらい大切にする必要があります。

食べなければ痩せる。しかし、食べなければ若々しさも失われる

痩せたい人がジョギングを始めると、食事も一緒に減らした方が早く結果が出ると考えます。その考え自体は間違いではありません。摂取エネルギーが消費エネルギーを下回れば、体重は減りやすくなります。

ただし、減らせば減らすほど良いわけではありません。

身体は、走るためにも、走ったあとに回復するためにもエネルギーを使います。筋肉、皮膚、髪、ホルモン、免疫機能を維持するためにも栄養が必要です。食事を極端に減らした状態で走り続ければ、身体は痩せますが、それは必ずしも美しく痩せているとは限りません。

特に不足しやすいのが、たんぱく質とエネルギーです。

たんぱく質は筋肉だけの材料ではありません。皮膚や髪、爪を作るうえでも必要であり、食事量が少なくなれば、その影響は身体のさまざまな場所に現れます。髪が細くなり、肌に艶がなくなり、爪が割れやすくなる。筋肉も減りやすくなり、身体全体に張りがなくなります。

炭水化物も、極端に避ける必要はありません。

走るためのエネルギーが不足すれば、運動の質が落ち、疲労も残りやすくなります。筋トレを組み合わせている人であれば、十分な力を出せず、筋肉を維持する刺激まで弱くなります。糖質を食べたらすぐ脂肪になると恐れるより、運動量に合わせて適量を取り、菓子や甘い飲み物、必要以上の脂質を見直す方が現実的です。

もちろん、走ったからといって何でも好きなだけ食べていいわけではありません。

しかし、食べないことと、整えて食べることは違います。

肉、魚、卵、大豆製品などからたんぱく質を取り、主食も運動量に合わせて食べ、野菜や果物からビタミンやミネラルを補う。脂質も完全に避けず、魚やナッツなどを適量取り入れる。こうした食事を続けた方が、体重の減り方は少し緩やかでも、肌や髪、筋肉の張りを保ちやすくなります。

早く痩せることと、若々しく痩せることは同じではありません。

モテる見た目を目指すなら、後者を選ぶべきです。

筋トレを加えると、顔だけでなく全身の老け見えを防ぎやすい

ランナーズフェイスという言葉は顔に注目した表現ですが、人が「老けて見える」と感じるとき、顔だけを見ているわけではありません。

肩が下がっている、背中が丸い、胸元が薄い、ヒップが下がっている、脚の動きに力がない。こうした身体全体の印象も、年齢の見え方に大きく影響します。

顔のケアを丁寧にしていても、身体に張りがなく、姿勢が弱ければ、全体として若々しくは見えません。逆に、多少しわがあっても、肩や背中に筋肉があり、姿勢が良く、動きが力強い人は、実年齢より若く見えることがあります。

筋トレには、ジョギングだけでは得にくいこの張りを作る役割があります。

男性なら、肩、胸、背中を鍛えることで上半身に厚みが出て、ウエストとの対比も強くなります。細身であっても、肩や背中に筋肉があるだけで、頼りなさより引き締まった印象が強くなります。

女性なら、お尻、脚、背中、肩を鍛えることで、姿勢が安定し、身体の曲線がはっきりします。体重を必要以上に落とさなくても、筋肉の位置が変わることで、ウエストが細く見え、ヒップラインも高く見えるようになります。

さらに、筋トレを続けていると、自分の身体を「小さくする対象」ではなく、「育てる対象」として見られるようになります。

これは、見た目改善において大きな変化です。

ジョギングだけをしていると、走る距離や体重を減らすことへ意識が向きやすくなりますが、筋トレでは、以前より重いものを扱えた、回数が増えた、肩やお尻の形が変わったという成長を感じられます。

削ることだけではなく、育てることへ意識が向けば、痩せすぎを防ぎやすくなります。

身体を軽くするジョギングと、身体に厚みを与える筋トレ。

この二つを組み合わせることで、健康と若々しい見た目の両方を狙えるのです。

モテる見た目を目指すなら、走る量より「どう見えるか」を基準にする

ランナーとしての目標がある人なら、月間走行距離やタイムを基準にするのは自然です。大会へ出たい、自己記録を更新したい、フルマラソンを完走したいという目標があるなら、そのために走る量を増やす必要もあるでしょう。

しかし、目的が見た目改善やモテる外見を作ることであれば、走行距離を増やすこと自体には大きな意味がありません。

月に百キロ走った人が、五十キロしか走らなかった人より魅力的に見えるとは限りません。体重が二キロ軽い人の方が、必ず若く見えるわけでもありません。

むしろ、体重や距離の数字だけを追いかけるほど、目の前の自分の姿を見なくなることがあります。

顔はこけていないか。肌が乾燥していないか。肩や胸、お尻の張りは失われていないか。姿勢に力があるか。服を着たとき、身体が薄く見えすぎていないか。

こうした変化を、定期的に鏡や写真で確認する方が、見た目改善には役立ちます。

できれば、体重だけでなく、同じ明るさ、同じ服装、同じ距離で写真を残しておくといいでしょう。毎日鏡を見ていると変化には気づきにくいですが、数か月前の写真と比べると、顔の輪郭、肌の質感、身体の厚みの違いが分かります。

ジョギングを始めて健康的に引き締まったのであれば、その習慣を続ければいい。

一方で、顔がやつれ、身体の張りがなくなり、疲れて見えるようになったのであれば、走る量を増やす段階ではありません。食事を増やし、筋トレを取り入れ、回復へ時間を使うべきです。

モテる見た目は、最も軽い身体でも、最も長く走れる身体でもありません。

健康的で、若々しく、異性としての張りや立体感を感じさせる身体です。

適度なジョギングなら、むしろ若々しさの味方になる

ここまでランナーズフェイスの原因を見てくると、ジョギングは若々しさの敵のように感じるかもしれませんが、そうではありません。

適度なジョギングは、体脂肪の管理、心肺機能の向上、血流の改善、気分転換、睡眠の質の向上など、多くの面で役立ちます。太りすぎによって顔の輪郭が隠れ、身体の動きが重くなっている人であれば、走る習慣を持つことで、むしろ以前より若々しく見える可能性は高いでしょう。

表情も変わります。

体力が付き、身体が軽くなり、仕事や休日に動ける余裕が生まれれば、人との関わり方も前向きになります。走り終えたあとの爽快感や、習慣を続けられているという自信も、顔つきに現れます。

問題は、適度な運動がいつの間にか、身体を削り続ける行為へ変わることです。

二十分走れば気分が良かった人が、もっと痩せようとして一時間走るようになる。週に二回で十分だったのに、休むと不安になり、毎日走る。食事を取れば体重が増えるのが怖くなり、運動量を増やしながら摂取量を減らしていく。

そこまで進むと、ジョギングの健康効果よりも、慢性的な疲労や栄養不足の影響が目立ち始めます。

だから、適度な量は人によって違います。

走った翌日に疲労が残りすぎない。筋トレの質が落ちない。食欲や睡眠が乱れない。顔色が悪くならず、身体の張りも保たれている。

この状態なら、ジョギングは若々しさを損なうどころか、健康的な見た目を支えてくれます。

走るか、走らないかではありません。

どう走るかが大切なのです。

ランナーズフェイスを防ぐために意識したいこと

ランナーズフェイスを避けながらジョギングを楽しむために、難しい方法は必要ありません。

走りすぎず、痩せすぎない。屋外を走る日は日焼け止めを使い、帽子や時間帯も工夫する。食事を極端に削らず、たんぱく質や炭水化物を必要量取る。睡眠や休養を確保し、週に二回程度は筋トレを行う。

どれも地味なことですが、この地味な積み重ねが、数年後の見た目を変えます。

美容は、特別な施術や高価な化粧品だけで決まるものではありません。

日々どれだけ紫外線を浴び、何を食べ、どれだけ眠り、どのように身体を動かしてきたか。その長い積み重ねが、顔や身体へ現れます。

ジョギングによって健康を手に入れながら、若々しさまで失う必要はありません。

走ることを続けたいなら、走ること以外の習慣も同じように整える。それが、長く見た目を保つための考え方です。

まとめ|ジョギングで健康になっても、老けて見えたらもったいない

ジョギングをすると老けるという言い方は、正確ではありません。

適度に走ることは、体脂肪を落とし、心肺機能や体力を高め、気分や生活リズムを改善するうえで役立ちます。太っている人が健康的な体型へ近づけば、顔も身体も以前よりすっきりし、若々しく見えることもあります。

一方で、走る距離が増えすぎ、体脂肪を落としすぎ、紫外線、乾燥、栄養不足、睡眠不足、筋量低下が重なると、頬がこけ、肌の張りが失われ、顔も身体も疲れて見えることがあります。

それが、一般にランナーズフェイスと呼ばれる状態です。

原因は、足が地面へ着く衝撃で顔が垂れるからではありません。

身体を削りすぎていること、屋外で紫外線を浴び続けていること、走った分の栄養と回復が足りていないことが、見た目へ現れているのです。

モテる見た目を目指すのであれば、細ければ細いほど良いという考えは捨てた方がいいでしょう。

顔には適度な柔らかさがあり、身体には筋肉による張りがあり、姿勢や動きには力がある。そのうえで、余分な脂肪が抑えられている。こうした身体の方が、単に体重が軽い身体よりも、健康的で若々しく、異性からも魅力的に見られやすくなります。

ジョギングはやめなくていい。

ただし、走るだけで見た目を完成させようとしないことです。

日焼け対策を行い、きちんと食べ、しっかり眠り、筋トレで身体の張りを残す。そうすれば、ジョギングのメリットを受け取りながら、ランナーズフェイスのような老け見えを避けることができます。

健康になるために走っているのに、見た目の若々しさを失ってしまうのは、あまりにももったいありません。

走ることで身体を軽くし、筋トレで身体を若々しく保つ。

そのバランスを持つことが、モテる見た目を作りながら、長く運動を楽しむための答えなのです。

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