恋愛・婚活

太っている女性とスリムな女性、男性が恋愛対象として感じる違いとは?

婚活では性格が大切だと言われます。誠実であること、思いやりがあること、価値観が合うこと、一緒にいて安心できること。どれも結婚生活を考えるうえで欠かせない要素であり、長い人生をともに歩く相手を選ぶのであれば、見た目だけで判断するべきではないという意見にも異論はありません。

それでも、婚活の現場では、性格を知ってもらう前に結果が決まってしまうことがあります。

プロフィール写真を見た時点で申し込みの候補から外される。実際に会って話してみても、人柄を褒められるだけで次の約束にはつながらない。「話しやすかったです」「とてもいい方でした」と言われながら、恋愛相手としては選ばれない。本人に大きな欠点があるわけではなく、会話も問題なく続いていたのに、なぜか男性の気持ちが前へ進まないのです。

こうした場面で、「男性は若い女性や美人しか見ていない」と結論づけてしまう人もいます。しかし、実際には顔立ちだけでは説明できません。特別な美人ではなくても男性から恋愛対象として見られる女性はいますし、整った顔立ちをしていても、なぜか婚活がうまく進まない女性もいるからです。

そこで無視できないのが、体型が与える印象です。

少し踏み込んだ言い方になりますが、男性が女性を恋愛対象として見るとき、頭の中では結婚生活や性格の相性だけを検討しているわけではありません。その女性に近づきたいと思えるか、手をつなぎたいと思えるか、抱きしめたいと思えるか、さらには身体的な関係を自然に想像できるかという感覚も、本人が意識している以上に大きく影響しています。

結婚は共同生活であると同時に、男女の関係でもあります。どれほど話が合い、条件が整い、人間として尊敬できたとしても、相手を異性として見る感覚がまったく生まれなければ、恋愛や結婚へ進むことは難しくなります。婚活で「いい人なんだけど、恋愛対象としては見られない」と言われるとき、その背景には会話や性格だけではなく、身体的な魅力を感じられなかったという理由が隠れていることも少なくありません。

では、太っている女性とスリムな女性を前にしたとき、男性が受け取る印象には、どのような違いがあるのでしょうか。

男性は女性の体重ではなく、身体から受け取る印象を見ている

男性は、女性の体重が何キロあるのかを見抜いて恋愛対象を決めているわけではありません。身長と体重を計算し、BMIを確認してから魅力を判断している人も当然いません。男性の目に入るのは数字ではなく、輪郭であり、姿勢であり、服の上から伝わる身体全体のシルエットです。

そのため、同じ体重であっても、筋肉の付き方や脂肪の分布、骨格、姿勢によって印象は大きく変わります。体重だけを見れば少し重くても、ウエストにくびれがあり、ヒップに丸みがあり、姿勢が整っていれば、男性からは健康的で女性らしい身体として見られることがあります。一方で、体重がそれほど重くなくても、筋肉が少なく、身体の輪郭が崩れ、猫背でお腹が前に出て見えれば、実際の数字以上に太った印象を持たれることもあります。

つまり、婚活で問題になるのは、体重そのものではありません。

男性が見ているのは、その身体から何を感じるかです。

身体が引き締まっている女性を見ると、健康的、活動的、若々しい、自己管理ができていそうといった印象を受けやすくなります。反対に、かなり太っている女性を見ると、本人の生活を何も知らないにもかかわらず、運動が苦手そう、食生活が乱れていそう、健康面に不安がありそう、生活習慣が合わなさそうといった想像までされることがあります。

もちろん、これは必ずしも事実ではありません。太っていても健康な人はいますし、料理や家事が得意で、仕事にも真面目に取り組み、性格も明るい女性はいくらでもいます。反対に、痩せていても食生活が乱れ、運動習慣がなく、健康的とは言えない人もいるでしょう。

しかし第一印象とは、相手の事情を正確に理解してから作られるものではありません。わずかな情報から、その人の生活や性格まで勝手に推測してしまうのが人間です。そして婚活では、その推測が訂正される前に、次に会うかどうかの判断が下されます。

ここに、太っている女性が婚活で不利になりやすい大きな理由があります。

人間としての魅力が低いからではなく、まだ何も知られていない段階で、身体から受ける印象によって恋愛対象の枠から外されやすくなるのです。

「性格がよければ体型は関係ない」は、出会った後の話である

「見た目より性格を重視する男性もいる」という意見は間違っていません。実際、結婚相手を選ぶうえで、性格や価値観を最優先に考える男性は大勢いますし、長く一緒に暮らすほど、外見よりも人柄や相性の方が重要になっていきます。

ただし、ここには一つの落とし穴があります。

性格のよさが力を持つのは、相手がその性格を知る機会を得た後です。

婚活アプリであれば、まず写真を見てプロフィールを開くかどうかが決まり、結婚相談所であれば、お見合いを申し込むかどうかが写真と条件によって判断されます。実際に会えたとしても、最初の一時間程度で次に進むかどうかを決めなければなりません。その短い時間の中で、深い思いやりや誠実さ、困難なときに支え合える人間性まで理解してもらうことは不可能に近いでしょう。

その一方で、見た目は会った瞬間に伝わります。

髪型、服装、肌、表情、姿勢、体型は、自己紹介をする前から相手の中へ入っていきます。中でも体型は全身の印象を大きく左右するため、服やメイクだけでは隠しきれない情報として受け取られます。

だから婚活では、「中身を見てほしい」という願いだけでは厳しい場面があります。

中身を見てもらうためには、まず相手に「もう少し知りたい」と思ってもらわなければならないからです。見た目がいい人が有利なのは、中身まで優れているからではありません。中身を見てもらえる回数が増えるからです。会ってみたいと思われる。次も話したいと思われる。一度では分からなかった部分を、もう少し知ろうとしてもらえる。その機会の差が積み重なり、婚活の結果に表れていきます。

この現実を語ると、外見至上主義を肯定しているように感じる人もいるかもしれません。しかし、現実を認めることと、人間の価値を外見だけで決めることは別です。太っているから価値がないのではなく、婚活という短時間で判断される場所では、体型が入口の広さを変えてしまうという話なのです。

男性が求めているのは、単なる細さではなく「触れたいと思える身体」

男性がスリムな女性に惹かれる理由を、単に「細い女性が好きだから」と説明すると、本質を見誤ります。男性が恋愛対象として魅力を感じる身体には、細さ以外にも、健康感、柔らかさ、曲線、動きの軽やかさといった複数の要素が含まれているからです。

極端に痩せ、骨ばっていて、頬がこけ、身体に力が感じられない女性を、すべての男性が魅力的だと感じるわけではありません。むしろ、多少の丸みがありながら、ウエストにはくびれがあり、ヒップや脚には女性らしい曲線がある身体の方が、異性としての魅力を感じやすい男性も多いでしょう。

ここで大切なのは、男性が女性の身体を鑑賞物として見ているだけではないということです。

恋愛対象を見るとき、人は無意識のうちに距離が近づいた場面を想像します。隣を歩く姿、手をつないだ感触、抱きしめたときの距離感、触れたときの身体の柔らかさ。そこまで具体的に考えていなくても、「近づきたい」「触れたい」という感覚が生まれるかどうかは、恋愛感情の入り口として無視できません。

太っている女性が不利になりやすいのは、脂肪があること自体が悪いからではありません。身体の輪郭が分かりにくくなり、ウエストとヒップの差が小さく見え、動きが重そうに映ることで、男性が女性らしい曲線や軽やかさを感じにくくなる場合があるからです。

また、肥満の程度が大きくなると、男性の中には身体的な関係を想像したときに、魅力よりも先に戸惑いを覚える人もいます。どのように触れればいいのか、身体の相性は合うのか、自分が性的な気持ちを維持できるのか。そうした不安を言葉に出す男性はほとんどいませんが、恋愛対象として選ぶかどうかの判断には影響している可能性があります。

これは決して上品な話だけではありません。しかし、恋愛や結婚を語るときに、性の要素だけをなかったことにするのも不自然です。

婚活では年収、仕事、家族観、住む場所、子どもを望むかどうかなど、生活に関する条件が並びます。そのため、つい結婚を契約や共同生活のように捉えてしまいますが、実際に結婚するのは異性として惹かれ合った二人です。毎日同じ家で暮らし、近い距離で過ごし、身体に触れる関係になる以上、性的な魅力は決して下品な付加要素ではなく、夫婦関係を形づくる一部なのです。

性格が合うだけなら友人にもなれます。仕事の能力や生活力だけを見るなら、共同生活のパートナーとして評価することもできるでしょう。しかし恋愛や結婚では、そこに「この人を異性として求められるか」という感覚が加わります。その感覚が生まれなければ、どれほど条件が合っていても、男性の気持ちは動きにくいのです。

太っていてもモテる女性がいるのは、なぜなのか

ここまで読むと、「でも、太っていても恋人がいる女性や、結婚している女性はたくさんいる」と思う人もいるでしょう。もちろん、その通りです。ふくよかな女性を好む男性もいますし、体型よりも顔立ちや雰囲気、性格、会話の相性に強く惹かれる男性もいます。太っている女性が恋愛できないという話ではありません。

ただし、ここで分けて考えたいのは、「恋愛できるか」と「恋愛対象になる人数が多いか」は別の問題だということです。

どのような体型であっても、その人を好きになる男性は存在します。しかし婚活では、できるだけ多くの人に好かれる必要はないとしても、出会いの入口が狭すぎると、相性のいい相手にたどり着くまでの難易度が高くなります。体型に強い好みがない男性の中でも、標準体型や引き締まった女性を選ぶ人が多ければ、太っている女性が候補として見てもらえる人数は相対的に少なくなります。

その結果、太っている女性は、自分を好んでくれる少数の男性の中から結婚相手を探さなければならなくなります。

もちろん、その少数の中に本当に相性のいい人がいれば問題はありません。しかし、年齢、性格、仕事、住む場所、結婚観、子どもへの考え方など、婚活では体型以外にも多くの条件があります。ただでさえ一致する相手が限られている中で、体型によって入口まで狭くなると、選択肢はさらに減ってしまいます。

だから体型改善には、単に男性から褒められるため以上の意味があります。

恋愛相手として見てもらえる人数を増やし、自分自身も相手を選べる立場へ近づくことです。

婚活では、選ばれることばかりに意識が向きがちですが、本来は自分も相手を選ぶ場所です。ところが、申し込みがほとんど来ず、会える男性が限られてしまえば、「この人を本当に好きか」ではなく、「自分を受け入れてくれる人だから」という理由で関係を続けてしまうことがあります。

体型を整えることで出会いの入口が広がれば、自分を好いてくれる男性が増えるだけではなく、その中から自分に合う人を選べる可能性も高くなります。これは、自分の価値を男性の好みに合わせて変えるという話ではありません。自分の人生の選択肢を増やすという話なのです。

「ありのままを愛してくれる人」を待つだけでは、状況は変わらない

体型の話になると、「ありのままの自分を愛してくれる人と出会いたい」という言葉がよく出てきます。その願い自体は、とても自然なものです。誰だって欠点も含めて受け入れてほしいですし、条件を満たしたときだけ愛される関係など望んでいないでしょう。

ただ、「ありのまま」という言葉が、自分を変えないための理由になってしまうことがあります。

髪を整えることも、服を選ぶことも、運動することも、自分を偽る行為ではありません。人に会う前に歯を磨き、清潔な服を着るのと同じように、身体を整えることも、自分と相手を大切にする行動の一つです。

自分は何も変えず、相手には無条件で魅力を感じてほしいと願うのは、少し都合のいい考え方でもあります。自分自身も婚活で男性を選ぶとき、見た目、年収、会話、清潔感、年齢など、さまざまな要素を見ているはずです。自分には相手を選ぶ権利がありながら、相手には自分の外見を判断してほしくないというのは、現実的ではありません。

もちろん、無理に細くなる必要はありませんし、誰かの好みに合わせて心身を壊すようなダイエットをする必要もありません。しかし、今の体型によって婚活がうまくいかず、自分自身も鏡を見るたびに落ち込んでいるのであれば、「ありのまま」を守ることが本当に自分を大切にしているのかは、一度考えてみてもいいでしょう。

自分を受け入れることと、自分を諦めることは違います。

今の自分を嫌いにならなくても、もっと健康的になりたい、似合う服を増やしたい、異性から魅力的に見られたいと思ってかまいません。その気持ちは自己否定ではなく、自分の可能性を広げようとする意志です。

太っていることに悩みながら、「見た目を気にする男性の方がおかしい」と自分へ言い聞かせ続けるより、少しずつ身体を動かし、食生活を見直し、鏡の中の自分が変わっていく方が、心まで前向きになることがあります。

そして、その変化は単に体重計の数字が減るだけでは終わりません。

顔の輪郭が現れ、首が長く見え、服のシルエットが整い、歩く姿が軽くなる。以前は避けていた色やデザインの服を選べるようになり、写真に写ることへの抵抗も薄れていく。そうして少しずつ自信が戻ると、男性と話すときの表情や声まで変わっていきます。

男性が惹かれるのは、細くなった身体だけではありません。

自分を変えるために行動し、その変化を実感している女性から生まれる、明るさや余裕にも惹かれるのです。

痩せればモテるわけではない。男性が惹かれるのは「細さ」よりも全体のバランス

ここまで、太っている女性が婚活で不利になりやすい理由について触れてきましたが、だからといって、体重を落とせば落とすほど男性から選ばれるようになるわけではありません。婚活で体型改善を考えるとき、多くの女性が陥りやすいのが、「とにかく細くならなければならない」という思い込みです。

食事を極端に減らし、体重計の数字だけを追いかけ、胸やお尻まで小さくなっているのに、それでも「まだ太い」と感じてしまう。痩せたことで頬がこけ、肌の調子が悪くなり、疲れた印象が強くなっているにもかかわらず、本人は数字が減ったことだけを成果として捉えてしまいます。

しかし、男性が女性を見たときに魅力を感じるかどうかは、体重の軽さだけでは決まりません。むしろ、ウエストとヒップの差、胸元から腰へ続く曲線、脚の形、姿勢、服を着たときの立体感など、全身のバランスによって印象が決まります。

極端に細い女性を好む男性もいますが、多くの男性が「女性らしい身体」と聞いて思い浮かべるのは、ただ薄くて軽い身体ではないでしょう。ある程度の丸みがありながら、ウエストにはくびれがあり、お尻の位置が高く、立った姿に張りがある身体です。

つまり、男性が惹かれやすいのは、脂肪が少ない身体ではなく、輪郭が整った身体なのです。

この違いは非常に重要です。

体重を減らすだけのダイエットでは、筋肉も一緒に落ちてしまうため、数字は軽くなっても身体が引き締まって見えないことがあります。お尻は平らになり、脚には張りがなくなり、姿勢を支える筋肉まで弱くなれば、痩せたにもかかわらず、どこか老けた印象や頼りない印象が残ることもあります。

反対に、体重が思ったほど減っていなくても、筋肉が付き、ウエストが引き締まり、ヒップラインが上がれば、見た目は大きく変わります。服のサイズが変わらなくても、着たときのシルエットが美しくなり、写真に写った姿もすっきりして見えるようになるでしょう。

婚活で必要なのは、体重を他人に申告することではありません。相手が見るのは、服を着たあなたの姿です。だからこそ、目指すべきなのは体重計の上で軽い女性ではなく、男性の目に健康的で魅力的に映る身体なのです。

太っていることで失われやすいのは、身体の輪郭だけではない

太っている女性が婚活で不利になりやすい理由を、体型そのものだけで考えると見落とすことがあります。それは、体型へのコンプレックスが、その人の振る舞いまで変えてしまうという問題です。

太っていることを気にしている女性ほど、人前で身体を小さく見せようとします。肩を内側に入れ、腕でお腹を隠し、写真を撮るときには後ろへ下がり、座るときも身体を丸めるような姿勢になります。自分が目立たないように無意識に縮こまるため、本来よりも暗く、自信がなく、話しかけにくい印象を与えてしまうのです。

服選びにも影響します。

身体のラインを隠そうとして、必要以上に大きな服や暗い色ばかり選ぶようになれば、かえって身体が大きく見えることがあります。本人は隠しているつもりでも、全体の輪郭が曖昧になり、重たい印象が強くなるからです。

さらに、婚活写真でも同じことが起こります。

自分の体型に自信がないと、カメラを向けられた瞬間に表情が硬くなり、笑顔も不自然になります。「どうせ私は写真映りが悪い」「この角度なら少しは細く見えるだろうか」と考えているうちに、目の前のカメラではなく、自分の欠点ばかりを意識してしまいます。

その結果、写真を見た男性には、体型だけでなく、暗さや緊張感まで伝わります。

本当はよく笑い、話せば明るい女性だったとしても、プロフィール写真ではその魅力が伝わらず、出会う前に候補から外されてしまうのです。

つまり、太っていることが婚活へ与える影響は、身体の大きさだけではありません。体型を気にする気持ちが、姿勢、服装、表情、写真、会話の仕方まで連鎖的に変えてしまいます。そして相手は、そのすべてをまとめて「なんとなく恋愛対象として違う」と感じることがあります。

ここで厄介なのは、本人が「男性は太っている私を見ている」と思い込むほど、ますます自信を失い、振る舞いが消極的になっていくことです。婚活がうまくいかないたびに体型への嫌悪が強まり、さらに人前で縮こまり、また魅力が伝わりにくくなる。その悪循環から抜け出すには、単に体重を落とすだけではなく、自分の身体に対する感覚そのものを変える必要があります。

体型が変わると、男性からの反応より先に、自分の振る舞いが変わる

ダイエットや筋トレを始めた女性が、最初に実感する変化は、必ずしも男性から褒められることではありません。むしろ、自分自身の感覚が先に変わります。

階段を上っても息が切れにくくなる。以前より身体が軽く感じる。鏡に映った顔の輪郭が少し変わる。昔はきつかった服が自然に着られるようになる。こうした小さな変化が積み重なると、女性は自分の身体を敵のように見るのではなく、「少しずつ変わっている自分」として捉えられるようになります。

すると、姿勢が変わります。

下を向いて歩いていた人が前を向き、猫背だった人が自然と胸を開き、写真を避けていた人が笑顔で写れるようになります。服装にも少しずつ挑戦できるようになり、身体を隠すことだけを目的にしていた選び方から、自分を綺麗に見せるための選び方へ変わっていきます。

男性が感じる魅力は、こうした変化の中にあります。

痩せたから急に別人のような顔になったわけではなくても、自分に対する扱い方が変わることで、周囲から見た印象も変わります。目を見て話すようになり、表情が柔らかくなり、笑う回数が増える。自分を恥ずかしがっていたときには隠れていた魅力が、少しずつ表へ出てくるのです。

恋愛では、自信がある人が必ずモテるわけではありません。自信が強すぎて他人を見下す人や、自分を過大評価している人が魅力的に映るとは限らないからです。

しかし、自分を必要以上に否定していない人には、近づきやすさがあります。

「私はどうせ選ばれない」と思っている女性は、相手から好意を向けられても素直に受け取れず、疑ったり、試したり、遠ざけたりすることがあります。一方で、自分の身体を少しずつ整え、その努力を自分で認められる女性は、相手の好意を受け取る余裕が生まれます。

体型改善の本当の価値は、男性の好みに近づくことだけではありません。

自分を恋愛の場へ出していける状態を作ることです。

「太っている自分を選ばない男性」を責めても、婚活は前へ進まない

婚活がうまくいかないとき、「外見で判断する男性なんてこちらから願い下げ」と言いたくなる気持ちは分かります。プロフィール写真だけで断られたり、体型を理由に恋愛対象から外されたと感じたりすれば、相手を浅い人間だと思いたくもなるでしょう。

しかし、相手の好みを責めても、状況はほとんど変わりません。

女性にも、身長の高い男性が好き、太っていない男性がいい、清潔感のある人がいい、薄毛は気になるといった好みがあります。年収や仕事、服装、話し方、体臭まで含めて、無意識に相手を選んでいるはずです。自分が男性の外見や条件を判断することは当然だと考えながら、男性が女性の体型を見ることだけを否定するのは公平ではありません。

恋愛は、人間として正しい人を選ぶ試験ではないからです。

どれほど性格が良くても惹かれない相手はいますし、条件が完璧でも一緒にいたいと思えない人もいます。そこには理屈では説明しきれない好みがあります。相手が自分の体型に魅力を感じなかったとしても、それは自分の人格を否定されたことと同じではありません。

ただし、婚活で何度も同じ壁にぶつかり、出会える人数が明らかに少ないのであれば、相手の価値観を批判するより、自分が変えられる部分へ目を向けた方が現実的です。

体型は、生まれつきの顔立ちと比べれば、努力によって変えられる余地が大きい要素です。もちろん体質、病気、服薬、生活環境などによって減量の難易度は違いますし、簡単に「痩せればいい」と片づけられるものではありません。それでも、今より少し身体を軽くする、食生活を整える、筋肉を付ける、姿勢を改善することは、多くの人にとって不可能ではないでしょう。

相手を責め続けることは、自分の身体も婚活の結果も変えてくれません。

一方で、毎日の食事を一つ変え、週に数回身体を動かし、少しずつでも行動を積み重ねれば、半年後の見た目は変わる可能性があります。何より、「自分は何もできない」という感覚から抜け出せます。

婚活で結果を出す人は、必ずしも最初から条件に恵まれている人ばかりではありません。自分がどこで損をしているのかを受け止め、変えられる部分を淡々と整えていける人です。

体型改善を始めるなら、婚活のためだけにしない方がいい

ここまで、男性から恋愛対象として見られやすくするために、体型を整える意味について書いてきました。しかし、体型改善を婚活だけのために始めると、相手からの反応に振り回されやすくなります。

三キロ痩せたのに申し込みが増えなかった。頑張って運動したのに、好きな男性から選ばれなかった。そうした結果だけを見てしまうと、「こんなに努力したのに意味がなかった」と感じ、すべてを投げ出したくなるかもしれません。

けれど、身体を整えることで得られるものは、恋愛の結果だけではありません。

疲れにくくなり、睡眠の質が上がり、日常の動作が楽になる。好きな服を着られるようになり、鏡や写真を避けなくなる。健康診断の数値が改善し、将来への不安が減る。自分で決めたことを続けられたという感覚が、仕事や人間関係にも良い影響を与えることがあります。

婚活がすぐに成功しなくても、その変化は残ります。

誰かに選ばれた日だけ、自分の努力が報われるわけではありません。身体を整える過程で、今までより自分を好きになれたのであれば、それだけでも十分に意味があります。

そして不思議なことに、婚活だけを目的にして焦っているときより、自分の生活を整え、自分自身の変化を楽しめるようになったときの方が、人は魅力的に見えます。相手の反応を気にしすぎず、目の前の会話を楽しめるようになり、「選ばれなければ」という緊張感も薄れていくからです。

男性は、痩せた身体そのものだけを見ているわけではありません。

その身体でどう立ち、どう笑い、どう人と関わっているかを見ています。

婚活で変えるべきなのは、体重ではなく「恋愛対象として伝わる印象」

太っている女性とスリムな女性を比べれば、一般的な婚活ではスリムな女性の方が、多くの男性から恋愛対象として見られやすいでしょう。そこをきれいごとで曖昧にしても、実際に悩んでいる人の助けにはなりません。

男性が結婚相手を選ぶとき、性格や価値観だけでなく、身体的に惹かれるか、触れたいと思えるか、異性として関係を築いていけるかも判断しています。太っていることで身体の輪郭が失われ、健康感や軽やかさが伝わりにくくなれば、その入口で不利になる可能性は高くなります。

ただし、男性が求めているのは、体重が軽い女性ではありません。

健康的に見えること、ウエストやヒップに自然なメリハリがあること、姿勢が整っていること、服を綺麗に着こなせること、そして自分の身体を必要以上に恥じずに振る舞えていること。そうした要素が重なって、「異性として魅力的」という印象が作られます。

だから、婚活のために身体を変えようとするなら、数字だけを追いかけないでください。

食事を抜いて急激に痩せるより、少しずつ脂肪を減らしながら筋肉を付ける。体重を落とすことだけではなく、姿勢や歩き方を整える。隠すための服ではなく、自分を一番綺麗に見せる服を選ぶ。そうして身体と印象の両方を変えていく方が、男性から見た魅力は大きくなります。

まとめ

太っている女性は、人として劣っているわけではありません。優しさ、誠実さ、知性、仕事への姿勢、家族を大切にする気持ちといった、その人の本当の価値が体重で決まることもありません。

それでも婚活では、相手が中身を知る前に、写真や第一印象によって恋愛対象かどうかを判断します。そして男性にとって、女性の体型は単なる外見の情報ではなく、身体的に惹かれるか、触れたいと思えるか、男女の関係を想像できるかに関わる要素です。

だから、太っていることが婚活で不利になる場合はあります。

その事実を認めることは、自分を否定することではありません。

今の自分に価値がないから痩せるのではなく、自分の魅力が相手へ伝わる入口を広げるために身体を整える。会ってもらえる人数を増やし、恋愛対象として見てもらい、そのうえで自分も本当に好きになれる相手を選ぶ。そのための行動だと考えればいいのです。

「ありのままの自分を愛してくれる人」を待つことも、もちろん一つの選択です。しかし、今の状態に悩み続けているのであれば、ただ待つだけではなく、自分から未来を変えにいく選択もあります。

身体を整えることは、誰かに愛される資格を得るためではありません。

自分の可能性を、体型だけで狭めないためです。

少し痩せることで顔の輪郭が変わり、似合う服が増え、姿勢が良くなり、人前で自然に笑えるようになる。その先で男性からの反応が変わることもあるでしょう。しかし何より大きいのは、自分自身が「私は変われる」と感じられることです。

恋愛や婚活は、選ばれるためだけにするものではありません。

自分も相手を選び、自分が望む人生へ進んでいくためのものです。

その選択肢を増やすために体型を整えるのであれば、それは他人へ媚びる行為ではなく、自分の人生を自分で動かすための、前向きな見た目改善なのです。

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