恋愛や婚活について悩んだとき、身近な人に相談したり、書籍やインターネットで情報を調べたりすれば、さまざまな意見や方法が見つかります。それでも前へ進めないことがあるのは、情報が足りないからとは限りません。自分が本当は何を望んでいるのか、なぜ同じところで立ち止まってしまうのか、何を選べば自分で納得できるのかが、まだ整理できていないこともあります。
コーチングでは、対話を通して考えや感情を言葉にし、現在の状況や大切にしたい価値観を整理しながら、これからの選択と行動を明らかにしていきます。誰かに決めてもらった正解ではなく、自分で考え、自分で選び、納得して動ける状態をつくるための時間です。
コーチングとは
コーチングは、コーチがクライアントに正解を教えたり、「こうすれば必ずうまくいく」と方法を指示したりするものではありません。コーチは質問を投げかけ、言葉を受け止め、ときには感じたことや矛盾して聞こえた部分を率直に伝えることで、クライアントが自分の考えをより深く見つめられるように支援します。
話していく中で、最初に相談したかったこととは別のところに、本当の問題が見つかる場合もあります。恋愛がうまくいかないと思っていたものの、実際には自分への自信や過去の経験が行動を止めていたり、結婚したいと思いながら、本心では今の生活を変えることに迷っていたりすることもあります。コーチングでは、表面に現れている悩みだけでなく、その背景にある考え方や感情にも目を向けながら、次に取る行動を一緒に整理していきます。
ただし、最終的な選択をするのはクライアント自身です。コーチは人生の決定を代わりに行うことも、その決定による結果を保証することもできません。自分の人生について考え、選び、行動する主体は、あくまでクライアント本人です。
カウンセリング、コンサルティングとの違い
コーチング、カウンセリング、コンサルティングには一部重なる部分もありますが、それぞれ目的と支援の方法が異なります。どれが優れているということではなく、現在の状態や求めている支援によって、適したものが変わります。
カウンセリングは、心の苦しさや過去の体験、心理的な問題などを扱い、気持ちの安定や回復を支えることを主な目的としています。強い不安や抑うつ状態、トラウマなど、医療や心理の専門的な支援が必要と考えられる場合は、コーチングよりも医療機関や心理専門職への相談が適していることがあります。
コンサルティングは、相談者が抱えている問題を専門家が分析し、その知識や経験をもとに具体的な解決策や提案を示すものです。「どの方法を選ぶべきか」「何をどの順番で実行すべきか」といった答えや助言を求める場合は、コンサルティングに近い支援になります。
コーチングは、コーチが答えを決めるのではなく、対話を通してクライアント自身が考えを整理し、納得できる目標や行動を見つけていくものです。恋愛や婚活の正解を教えてもらうことを目的とするのではなく、自分は何を望み、何を変え、これからどう行動するのかを明確にしたい場合に適しています。
コーチとクライアントは対等な関係です
コーチとクライアントは、教える側と教わる側、指示する側と従う側という上下関係ではありません。互いの立場と考えを尊重しながら、クライアントが望む変化に向けて取り組む、対等なパートナーです。
コーチは、クライアントの話に無条件で賛同したり、求められた言葉だけを返したりするのではありません。必要だと感じた場合には、耳の痛い質問を投げかけたり、話の中にある矛盾や、避けているように見える問題を率直に伝えたりすることがあります。一方で、クライアントにも、質問に答えないこと、違和感を伝えること、コーチの見方に同意しないことを選ぶ権利があります。
コーチは、安心して考えを言葉にできる場をつくり、対話の質に責任を持ちます。クライアントは、自分の意思でセッションに参加し、決めた行動に取り組むことに責任を持ちます。一方だけが相手に従うのではなく、双方がそれぞれの役割を果たすことで、コーチングの関係が成り立ちます。
コーチングでは相性と信頼関係を大切にします
同じ資格や経験を持つコーチでも、話し方や問いかけ方、大切にしている価値観は異なります。クライアント側にも、話しやすいと感じる相手、率直なフィードバックを受け取りやすい相手、安心して自分の考えを話せる相手がいます。そのため、コーチングでは技術だけでなく、相性と信頼関係が重要になります。
初回相談や体験セッションは、クライアントだけがコーチを選ぶ場ではありません。コーチ側も、求めている支援がコーチングの範囲に合っているか、責任を持って継続的に関われるか、互いに信頼関係を築けそうかを確認します。
相性が合わないと感じた場合や、求めている支援と提供できる内容が異なる場合に、無理に契約を勧めることはありません。クライアントが別のコーチや支援方法を選ぶことも、コーチ側が契約をお断りすることもあります。
コーチングを終了する場合について
コーチングは、契約したらどのような状況でも続けなければならないものではありません。クライアントが継続を望まない場合だけでなく、コーチが責任を持って支援を続けることが難しいと判断した場合にも、契約を終了することがあります。
たとえば、コーチングではなく具体的な正解や成果の保証だけを求めている場合、互いの信頼関係を維持することが難しい場合、度重なる無断欠席や支払いの遅延がある場合、暴言やハラスメントなどによって安全な関係を保てない場合、または医療、心理、法律などの専門的な支援が必要と考えられる場合などです。相手を意図的に操作することや、本人の意思や同意を無視した関係を実現することなど、他者の権利を侵害する目的についても支援できません。
契約の終了は、一方が相手よりも上の立場にあるから行うものではありません。双方が安心して、責任を持ってコーチングに取り組める関係を守るための判断です。具体的な終了手続きや未実施分の取り扱いについては、契約前に提示する契約書および利用規約に定めます。
セッション内容の守秘について
恋愛、婚活、家族、仕事、自分自身への評価など、セッションでは人に話しにくい内容を扱うことがあります。セッションで知り得た個人情報や相談内容は、本人の同意なく第三者へ伝えることは原則としてありません。
ただし、本人または第三者の生命や安全に重大な危険が迫っていると考えられる場合や、法令に基づく対応が必要な場合などには、安全を確保するために必要な対応を取ることがあります。セッションの録音や内容の利用についても、事前の同意なく行うことはありません。詳しい取り扱いは、契約書およびプライバシーポリシーに記載します。
コーチングが適している方
コーチングは、自分の考えや感情を整理したい方、恋愛や婚活について同じ悩みを繰り返している方、目標はあるものの行動へ移せずにいる方、自分なりに納得できる選択を見つけたい方に適しています。また、コーチからの質問や率直なフィードバックを受けながら、自分自身と向き合い、実際の行動につなげたいと考えていることも大切です。
一方で、コーチにすべてを決めてもらいたい場合、具体的な指示だけを求めている場合、短期間で必ず結果が出ることを求めている場合には、期待するサービスと異なる可能性があります。また、心身の状態によっては、コーチングよりも医療機関や心理専門職などによる支援を優先していただくことがあります。
セッションの形式とご利用の流れ
セッションは、オンラインと対面の両方に対応しています。対面セッションは神戸・三宮周辺を基本とし、具体的な場所は申込み後に相談のうえ決定します。最初はオンラインで始め、継続する中で対面へ変更するなど、状況に応じてセッション形式を選ぶこともできます。
申込み後は事前に現在の状況や相談したいテーマを確認し、初回相談または体験セッションを行います。そのうえで、双方が継続を希望する場合に契約内容を確認し、契約と支払いの手続きを行います。
継続セッションでは、その日のテーマを確認して対話を進め、セッションの最後に、気づいたことや次回までに取り組む行動を整理します。セッション後には必要に応じて振り返りを行い、次回の日程や扱うテーマを決めていきます。
料金、日程変更、キャンセル、契約期間などの具体的な条件については、「料金・ご利用の流れ」および契約前に提示する契約書をご確認ください。
コーチングの考え方と関係性を理解し、自分の意思で取り組みたいと感じた場合に、お申し込みください。